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演説の冒頭、安倍総理大臣は、自民党の総裁選挙で3選を果たしたことを踏まえ「向こう3年、日本のかじ取りを続けることとなった私は、連続6度目となる本討論に思いを新たに臨む」と述べました。

そのうえで安倍総理大臣は「今からの3年、私は自由貿易体制の強化に向け努力を惜しまない。北東アジアから戦後構造を取り除くために労をいとわない」と述べ、自由貿易体制の強化と北東アジアから戦後構造を取り除くことに重点的に取り組む決意を示しました。

そして安倍総理大臣は、自由貿易体制の強化について「私は時に国内の激しい議論を乗り越えて自由貿易の旗を振った。とはいえ満足してなどいられない。私はみずからにドライブをかけ、さらに遠方を目指す」と述べ、RCEP=東アジア地域包括的経済連携の交渉に全力を尽くす考えを示しました。

さらに安倍総理大臣は「日米両国は、長年、世界の中で自由貿易体制を引っ張ってきた。ウィン・ウィン。そんな関係を、私は日米の間で続けていきたい」と述べ、日米の新たな通商協議=FFRを重視する考えを示しました。

一方、安倍総理大臣は、北東アジア地域の戦後構造の除去のための北朝鮮への対応について「拉致、核・ミサイル問題の解決の先に不幸な過去を清算し、国交正常化を目指す日本の方針は変わらない。ただし幾度でも言わなくてはならない。すべての拉致被害者の帰国を実現する。私は、そう決意している」と述べました。

そのうえで「私も北朝鮮との相互不信の殻を破り、新たなスタートを切って、キム・ジョンウン委員長と直接向き合う用意がある。実施する以上、拉致問題の解決に資する会談にしなければならないと決意している」と述べ、拉致問題の解決に向けてキム・ジョンウン朝鮮労働党委員長と会談する用意があると表明しました。

またロシアとの間で領土問題を解決し、平和条約の締結することや日本と中国の首脳の相互往来の継続化などを目指し、この地域の戦後構造を取り除くために、労をいとわないと強調しました。

さらに安倍総理大臣は、みずからが提唱する「自由で開かれたインド太平洋戦略」を進めるため、法の支配に基づく海洋秩序の維持に貢献することや、安全保障理事会を含む国連改革に取り組む方針を示しました。

安倍総理大臣は去年の一般討論演説では、割り当てられた時間の大半を割き、弾道ミサイルの発射や核実験を行った北朝鮮を厳しく批判し、圧力の強化を各国に呼びかけましたが、今回は、圧力の強化を呼びかけることはせず、日本としても北朝鮮との対話に前向きな姿勢を示す内容となりました。

https://d1021.hatenadiary.jp/entry/2018/09/25/200215習近平「「双方の共同の努力のもと、中国と日本の関係は正常な軌道に入った。改革発展の重大な契機に直面し、新たな情勢の中で積極的にやり取りを行い、両国の関係を絶えず安定して前進させ、より大きく発展させていかなければならない」」)
https://d1021.hatenadiary.jp/entry/2018/09/23/200215(TPPやFTAは、自由貿易の理念に反するブロック化協定です。)
https://d1021.hatenadiary.jp/entry/2018/09/21/220214プーチン大統領 3選の安倍総理に電報)