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メルケル首相の与党、キリスト教民主・社会同盟は25日、連邦議会の与党のトップにあたる院内総務の選挙を行いました。

その結果、2005年のメルケル政権の発足当初から13年にわたって院内総務として政権を支えてきた重鎮のカウダー氏が、無名のブリンクハウス氏に敗れ、メルケル首相は「これが民主主義だ。敗北することもある」と敗北を認めました。

メルケル首相はことし3月から4期目の政権を率いていますが、難民の受け入れをめぐって内相と対立し、政権が崩壊の瀬戸際に追い詰められるなどしていて、今回の党内の選挙についても、ドイツのメディアは「党内で支持を失ったリーダーは権力を長く維持できない」などと伝えています。

ドイツでは来月予定されている2つの州の議会選挙で与党の苦戦が伝えられており、結果によってはメルケル首相の求心力がさらに低下する可能性も出ています。