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環境相、スポーツ担当相など閣僚が相次いで辞任、さらに、内閣の重鎮であるコロン内相も、2020年に行われるフランス第2の都市リヨンの市長選挙に出馬するため、内閣を去ることを発表した。
また、大統領側近による一般市民への暴行事件や、失業率の悪化、さらに絵に描いたようなエリートであるマクロン大統領から飛び出す「上から目線」とも受けられかねない発言・・・。

外遊中の会見では、フランス人の昔の呼び方である「ガリア人」という言葉をわざわざ使い、「les Gaulois réfractaires」=「動かないガリア人」と発言。変化を好まないフランス人の意味で国民を皮肉ったのではないか、などと波紋を呼び、大統領の支持率は、ついに軒並み20%台にまで落ち込んだ。

こうした政権漂流の一方で、フランスでは最近、大統領府が始めた、ある「商売」が人気を集めている。
大統領府は今月14日、Tシャツやマグカップなどの“エリゼグッズ”のオンライン販売を始めた。“エリゼ”とはPalais de l'Elysée=「エリゼ宮」、フランスの大統領官邸だ。

地元紙の「パリジャン」によると、大統領府によるグッズ販売は「ほぼ前代未聞」で、ネット販売も初めてだという。売り上げで得た収入は、築およそ300年の古い歴史を持つ「エリゼ宮」の修復に充てられることになっている。
商品は、マグカップやペン、アクセサリーなど50点を超える。