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ここまで中部地方に入ってから、白山信仰泰澄大師(たいちょうだいし)に関係のある山を登ってきた。しかし、未だにはっきりと白山を見ることができていなかった。大日ヶ岳は白山に登る前、最後のチャンスとなる。

次はこの旅で初めて2000メートルを超える白山だ。
白山の姿を見るのは、白山の次の山に期待することにした。

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白山へ向かう前に、美濃側の白山信仰の拠点となる、長滝白山神社(ながたきはくさんじんじゃ)へ立ち寄ることにした。

馬場は本来、神域に入るために下馬下乗の意味をなしていた。ところが、白山信仰の広まりと共に、三馬場の存在が知れ渡り、馬場=行場(修験)の意味合いが含まれることで、長滝白山神社は美濃馬場と総称して呼ばれるようになった。禅定道の途中には、行場を南竜ヶ馬場(みなみりゅうがばんば)と呼ぶ場所も未だに残っている。

馬場=行場となった背景には、白山を神とし、御神体する白山信仰では、神域に入る前に馬場にて、入山(入峰)前の準備をし、馬場に来たものは、お経を唱えたり、堂入りしたり、説教を受けたりと、心身を浄め(清め)、整えてから禅定道を歩き、白山を目指したということがある。

先祖が代々受け継いできた人と山との本来の関わり方を、自分を含む多くの日本人は忘れてしまっていることに気付かされた。

長滝白山神社 - Wikipedia

白山信仰美濃国側の中心である。