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サウジアラビア政府を厳しく批判してきたサウジアラビア人ジャーナリストジャマル・カショギ氏は今月2日、結婚の手続のため、滞在先のイスタンブールにあるサウジアラビア総領事館を訪れたあと行方が分からなくなり、総領事館の中で殺害されたおそれがあると指摘されています。

これに対しサウジアラビア側は「カショギ氏は総領事館を出た」としたうえで殺害疑惑には根拠がないと強く否定しています。

これについてトルコのエルドアン大統領は8日、「『カショギ氏は総領事館を出た』と言うだけではすまない。具体的な証拠を示すべきだ」と述べました。

エルドアン政権は事実の解明に向けて捜査を進める方針で、トルコのメディアによりますと、サウジアラビアに対し、外交特権がある総領事館への立ち入りを許可するよう求めたということです。

一方、総領事館の前では8日、ジャーナリストの団体などが抗議デモを行い、カショギ氏の所在や何が起きたのか明らかにするよう求め、「殺害されたとすれば、恐ろしい犯罪だ」として抗議の声をあげました。

アメリカのトランプ大統領サウジアラビア政府を厳しく批判してきた著名なジャーナリストがトルコで行方不明になっている問題について8日、記者団から問われ、「懸念している」と述べました。

そのうえで「現時点では誰も何が起きたかわかっていない」と述べ、状況を注視する考えを示しました。

アメリカの有力紙「ワシントン・ポスト」は行方不明になっているジャーナリストのコラムを定期的に掲載していて、アメリカのメディアもその行方に関心を寄せています。