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藤井七段は17日、大阪の関西将棋会館で新人王戦の決勝三番勝負の第2局に臨み、出口若武三段(23)と対局しました。

若手棋士が参加する新人王戦は一流棋士への登竜門とされる棋戦で、六段以下などの参加規定があるため、ことし四段から一気に七段まで上がった藤井七段は今回が最後の出場となりました。

藤井七段はトーナメントを勝ち上がって決勝三番勝負に進み、今月10日に行われた第1局に勝って優勝に王手をかけていました。

17日の対局は藤井七段が積極的に駒を進めて相手の王を追い詰め、出口三段が投了して藤井七段が2連勝で初優勝を果たしました。

藤井七段は現在16歳2か月で、森内俊之九段が昭和62年に達成した17歳0か月の新人王の最年少記録を31年ぶりに更新しました。

藤井七段の棋戦での優勝は、ことし2月の「朝日杯将棋オープン戦」に次いで2回目です。