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フリージャーナリストの安田純平さんは3年前、内戦を取材するためシリアに入ったあと武装組織に拘束され、菅官房長官は23日夜、安田さんが解放されてトルコ南部のアンタキヤの入管施設にいるとカタール政府から連絡があったと発表しています。

こうした中、シリア内戦の情報を集めている「シリア人権監視団」は23日、声明を出し、安田さんの解放について詳細な情報を入手したと発表しました。

それによりますと、安田さんはシリア北西部イドリブ県で拘束されていたところ、カタール政府とトルコ政府が主導した交渉によって4日前に解放されたとしています。

そのうえで、政治的なタイミングを考慮して後日の発表となったということです。

また、声明では「テロ組織の支援につながるおそれがあるとして日本政府が身代金を払わなかったにもかかわらず、解放と引きかえに身代金が支払われた」としていますが、情報源は具体的に明らかにしておらず、信ぴょう性については確認できていません。

日本政府は現地に職員を派遣し、解放されたとする人物が安田さん本人に間違いないか確認を急ぐことにしています。

シリアの反政府勢力に拘束されていたフリージャーナリストの安田純平さんと見られる男性の本人確認を行うため、トルコのハタイ県を訪れている日本大使館の職員2人が地元の移民局の施設に入り、およそ30分ほどたった日本時間の午後3時15分ごろ施設から出てきました。

ただ、安田さんの姿は確認できず、「安田さんだと確認できたか」というメディアからの問いかけにも、何も答えませんでした。本人確認を行ったのかどうか現時点では明らかになっていません。

現地入りした大使館員が面会し、安田さん本人と確認した

シリア情勢に詳しい東京外国語大学の青山弘之教授は、シリアの武装組織に拘束されていたフリージャーナリストの安田純平さんが解放されたとの情報が23日夜、日本政府に寄せられたタイミングについて次のように話しています。

青山教授は「シリア情勢の変化が解放の最大の理由だ。ここにきてアサド政権側の優位が鮮明になり戦闘が収束しつつある。そうした中で、安田さんを人質としていた反政府勢力が人質を囲い続けることが負担になったのではないか」と述べて、シリア内戦で政権側が優位に立ち反政府勢力が追い詰められていることが解放につながったという考えを示しました。

また、安田さんの解放にカタールの支援があったことについては、カタールはトルコとともに、反政府勢力を全面的に支援し、影響力を行使できる立場にいる。このため反政府勢力が外国人を人質に取った際の交渉でこれまでにも仲介する役割を担っており、今回も同様の役割を果たしたということだ」と述べました。

https://d1021.hatenadiary.jp/entry/2018/10/18/200310(内戦続くシリアの和平仲介 国連の特使 来月辞任へ)