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ヨーロッパ議会の最大会派で中道右派のヨーロッパ人民党は8日、フィンランドで党大会を開き、来年5月の議会選挙の会派の筆頭候補として、現在の会派代表でドイツ出身のマンフレート・ウェーバー氏を選出しました。

ウェーバー氏は、46歳という若さや会派代表としての実績を強調し、ドイツのメルケル首相も支持を表明していますが、閣僚などの経験がないことから力量を疑問視する声もあります。

前回、4年前の議会選挙では、最多議席を獲得した会派の筆頭候補が、EUの執行機関にあたるヨーロッパ委員会の委員長に就任する方式が採用されています。

このため、仮に、次の議会選挙でウェーバー氏の会派が再び最多議席を獲得し、委員長選びでも同じ方式が採用されれば、ウェーバー氏が次期委員長に選ばれる可能性が高いとみられています。

ただ、次の議会選挙では、EUの難民政策などに反対する大衆迎合的な勢力の躍進の可能性も指摘されているほか、フランスのマクロン大統領などは、委員長の任命は各国首脳が最終的に判断すべきだと主張していて、次期委員長選びをめぐってはう余曲折が予想されます。