https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

トランプ大統領は11日、パリで行われた第1次世界大戦が終結してから100年となる追悼式典に参列しました。

この式典にはプーチン大統領も参列し、トランプ大統領と握手をしたあと親指を立てるようなしぐさを見せました。

両首脳が会うのは、ことし7月にフィンランドで行った首脳会談以降、初めてです。

このあと、2人はフランスのマクロン大統領主催の昼食会に各国の首脳らとともに出席し、近くの席に座り、短時間、言葉を交わしました。

昼食会を終えたプーチン大統領は、「トランプ大統領といい話はできましたか」という記者団の質問に対して、「そうですね」と短く答えました。

また、ロシア大統領府の報道官は「具体的なテーマは提起されなかった」と述べ、トランプ大統領が先月、破棄する考えを示したINF=中距離核ミサイル全廃条約については話題にしなかったことを明らかにしました。

一方、昼食会に先立ち、プーチン大統領はメディアのインタビューに対し、「INF全廃条約を破棄しようとしているのはアメリカであって、ロシアには対話の用意がある」と述べました。

両首脳は、今月下旬に南米のアルゼンチンで開かれるG20サミットにあわせて本格的な会談を行う見通しで、INF全廃条約をめぐってどのような協議が行われるかが焦点となります。

トランプ大統領は追悼式典に参列したあと、パリ郊外にあるアメリカ兵が眠る墓地で演説し、「残忍な戦争だった。われわれは勝利したが、代償は大きかった」と述べ、第1次世界大戦で亡くなった兵士たちに哀悼の意を表しました。

そして、「兵士たちが1世紀前に守ってくれた文明を維持し、命を犠牲にして手に入れた平和を守り続けることが、われわれの義務だ」と悲惨な戦争を繰り返さない決意を示しました。

そのうえで、「フランスでの2日間はすばらしいものだった」と演説を締めくくり、中間選挙後初めてとなる外遊の公式日程を終えました。

トランプ大統領は、前日の10日にも第1次世界大戦で亡くなったアメリカ兵が眠る別の墓地を訪れる予定でしたが、天候不良を理由に急きょ取りやめました。

これに対し、アメリカ政府の元高官からは「アメリカのために亡くなった兵士への敬意をないがしろにするものだ」といった批判の声もあがっています。

https://d1021.hatenadiary.jp/entry/2018/11/11/200252(第1次大戦終結100年 現状を当時と重ねる見方も)

ポーランドは123年にわたってロシアやドイツなどの支配下にありましたが、第1次世界大戦が終結した1918年11月に独立を回復しました。

独立記念日の11日、首都ワルシャワでは、ドゥダ大統領ら国の指導者も参加して独立100年を祝う行進が行われ、警察の発表で25万人がポーランドの国旗などを手に街の中心部を練り歩きました。

この行進は、去年までは極右団体などが呼びかけて行われていたもので、参加者の一部が排外主義的なスローガンを掲げ、国際的な批判を招きました。

このため、ことしは政府が主催者に加わり、過激な言動を慎むよう呼びかけましたが、参加者の中には極右団体の支持者もいて、「ヨーロッパはムスリムではなくキリスト教徒のものだ」と叫んでいました。

また、反EUを訴える旗などを掲げる人もいて、難民問題や司法改革をめぐってEU=ヨーロッパ連合と対立を深めているポーランドの現状を反映したものとなりました。