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ベトナム初の国産車を手がけるのは不動産大手、ビングループが設立した自動車メーカー、「ビンファスト」です。

首都ハノイでは20日、来年売り出される予定の車が初めて一般に公開され、フック首相なども参加して記念のイベントが開かれました。

この中で、ビングループのグエン・ヴィエット・クアン副会長が「ビンファストは皆さんと一緒に、国産ブランドの車をつくりあげ、ベトナム人の誇りをつくっていきたい」と呼びかけました。

イベントでは10月、パリのモーターショーで披露されたセダンとSUV=多目的スポーツ車に加えて、価格を抑えた小型車も初めてお目見えしました。

いずれも、ドイツの大手自動車メーカー、BMWの技術を導入し、車のデザインはイタリアの会社が担当しています。

価格はSUVが日本円で550万円セダンが390万円となっている一方、小型車は160万円に設定されていて、会場に設けられたブースには大勢の人たちが集まり、早速予約をしていました。

SUVを予約した男性は「実際に見てみると、期待どおりの車でした。ほかのブランドと比べて、値段も問題ないと思います」と話していました。