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製薬業界で国内最大手の武田薬品は5日、大阪市で臨時の株主総会を開き、およそ6兆8000億円を投じるアイルランドの製薬大手「シャイアー」を買収する議案を諮りました。

非公開で行われた総会の中で、会社側は、買収に充てる資金のうち、およそ3兆円を現金と社債で、残るおよそ4兆円を新株の発行で賄う計画を説明しました。

そのうえでクリストフ・ウェバー社長が「今回の買収によって研究開発費の資金が増加し、グローバルな競争力が強くなる」と述べて、理解を求めました。

この買収をめぐっては、武田薬品創業家の1人が、3日会見を開いて「財務面のリスクが高すぎる」などとして、一般の株主に反対するよう呼びかけていました。

総会では、採決の結果、賛成が9割近くに達して可決に必要な3分の2を大きく上回り、買収が承認されました。

シャイア-側も5日に株主総会を開き、承認されれば、日本の企業としては最高額となる海外企業の買収が正式に決まり、来月にも売り上げで世界でトップ10に入る製薬メーカーが誕生することになります。

武田薬品創業家の1人で、今回の買収に反対票を投じた武田和久氏は、株主総会のあと記者団に対し「会社の動向をウォッチします」と話しました。