■

パイオニア 香港ファンドの傘下へ 1000億円余で完全子会社化 #nhk_news https://t.co/HvDu0jyY1f

— NHKニュース (@nhk_news) 2018年12月7日

それによりますと、パイオニアは、香港に拠点を置くファンド、「ベアリング・プライベート・エクイティ・アジア」が1000億円余りの資金を拠出することで完全子会社化されます。

具体的には、パイオニアが来年3月をめどに第三者割当増資を行って、ベアリング側から770億円の出資を受けて上場を廃止し、その後、残りの株式もベアリング側が250億円で引き取ります。

これに伴って、国内外でおよそ２万人いる従業員のうち、およそ15％にあたる3000人規模を削減するということです。

パイオニアは、昭和13年に創業して以来、カラオケで普及したレーザーディスクや、世界で初めて発売したＤＶＤレコーダー、それに大型プラズマテレビを世に送り出してきました。

しかし、販売の不振で主力製品から相次いで撤退。
３年前に家庭用のオーディオから撤退したあとは、カーナビゲーションの事業に集中してきましたが、業績の不振が続いていました。

会社によりますと、パイオニアのブランドは当面、維持されるということです。

一方、パイオニアは、子会社も含めて国内では埼玉県川越市と青森県十和田市、山形県天童市にそれぞれ工場がありますが、今後の生産体制については決まっていないとしています。

パイオニアの森谷浩一社長は記者会見で「会社の再生に向けて、この選択が最善だと確信している。長い時間、サポートしてもらっていた株主には大変申し訳ないが、事業を続けながら再建するためにはこのスキームが必要だった。今回のパートナーシップのもとで出資を受けることでパイオニアの未来を描けるようになると信じている」と述べました。