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日中関係筋によりますと、上海の裁判所で7日、スパイ行為に関わったとして刑法のスパイ罪などに問われた57歳の日本人女性に対する裁判が行われました。

この女性は中国出身で、日本国籍を取得し東京にある日本語学校の幹部を務めていましたが、3年前の2015年6月、中国当局に拘束され、翌年の2016年7月に起訴されていました。

上海の裁判所は、この女性に対し刑法のスパイ罪を適用し、懲役6年、財産5万人民元、日本円でおよそ82万円を没収する判決を言い渡しました。

中国では2015年以降、スパイ行為に関わったとして日本人が拘束されるケースが相次ぎ、これまでに8人が起訴されています。

このうち、ことし7月、愛知県の男性に懲役12年が、神奈川県の男性には懲役5年の判決がそれぞれ言い渡されており、中国の裁判所から実刑判決を言い渡されたのは今回で3人目です。