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 大胆な決断を下す——。
 これができるかどうかは、優れたリーダーと凡百のリーダーを分かつ重要なポイントのひとつでしょう。そして、こうした決断を下すリーダーには、常に「大胆不敵」「勇猛果敢」といった評価が与えられます。しかし、それだけでは真実を捉えられないのではないかと、私は考えています。


 もちろん、私は、その評価を否定するものではありません。しかし、単に「大胆不敵」「勇猛果敢」だから、大きな決断を下すことができるわけではない。長い長い時間をかけて繊細な思考を積み重ねてきたからこそ、ある一時点において果断な決断をすることができる。つまり、繊細さを幾重にも織り上げてこそ、真の意味で腹のすわった決断ができるのだと思うのです。

 だから、大切なのは考え続ける力です。
 優れたリーダーをめざすならば、目の前の仕事に全力でぶつかりながら、世界の歴史、業界の歴史、自社の歴史を学ぶとともに、さまざまなキーパーソンの話に耳を傾けることです。そして、自分が属する組織が将来どうなるべきなのかを、延々と「大河の流れ」のように考え続ける。何年も何十年も考え続けることで、必ず、あなたの脳のなかに「組織のあるべき姿」は像を結びます。そのとき、卓越した決断力を発揮することができるようになるのです。