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 他人とは、実はあなたの道に立ちふさがって、ただ邪魔をしているだけの存在かもしれない。
 他人があなたの居場所を奪ってしまって、一歩を出そうとするあなたの足を踏みつけていると考えてみよう。もし猫だったら、こんなことを許すだろうか。
  ためしに猫の足を踏みつけてみたらいい。
 きっと大きな抗議の叫び声と同時に、ふくらはぎあたりに爪を突き立てられるのを感じるに違いない。


 自分の足が踏まれるのを許してはいけない。
「他人」にそんな権利があるだろうか。放っておいたら、足を踏まれた次には頭を踏みつけられ、しまいには窒息させられてしまうかもしれない。
 相手との関係はあなたが作るもので、「他人」はあなたが許したところまでしかあなたの領分に入ることはかなわない。
 猫のようにカリスマ性や風格をもつことと、偉そうにして周囲の人を押さえつけることとはまったくの別物だ。


 猫は侵略こそしないが、徹底的に防御はする。
 決して暴君や独裁者になることはないが、自分の居場所は冷静に守っている。


 誰だって自分の人生では自分が主人公なのだ。