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フランシスコ法王は、15日、南米のチリとペルーを訪問するためローマから飛行機に乗りました。


同行したメディアによりますとフランシスコ法王は機内で、ローマ・カトリック教会が「世界平和の日」と定める今月1日に合わせて、原爆が投下された直後の長崎で撮影された少年の写真を掲載したカードを配布するよう指示したことに触れ、「写真を見て心が動かされた。私が唯一、付け加えられると感じたのは、『これが戦争の結末だ』という言葉だけだ」と述べました。


そのうえで「この写真はどんな言葉よりも人々の心を動かすことができるので、私はそれを印刷して配布したいと考えた」と指示した理由を明らかにし、核廃絶を訴える姿勢を改めて強調しました。


カードには、原爆で死んだ弟を背負った少年が悲しみをこらえながら火葬の順番を待つ姿を撮影した写真が掲載されています。


裏面には「これが戦争の結末だ」という法王のメッセージがサインとともに記されていて、多くのメディアがこのカードについて報じ関心を集めていました。