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ロシア正教会では、イエス・キリストが1月18日から19日にかけて洗礼を受けたとされることから、毎年、この日に合わせて信者が川や池でもく浴して身を清める伝統があります。


このうち、極東サハリンの中心都市、ユジノサハリンスクでは、中心部の公園にある池におよそ1300人の信者が集まりました。


はじめにロシア正教会の聖職者が祈りをささげ、氷の張った池に十字架を浸して水を清めました。


続いて、水着姿の信者たちが次々と池の中に入り、氷点下12度という厳しい寒さにもかかわらず、習わしに従って、3回、頭まで水につかっていました。


聖水となった水は、浴びたり飲んだりすることで無病息災につながると信じられていて、信者たちは、池の中でこの1年の幸せや健康などを願っていました。


参加した50代の男性は「水を浴びて、最高の気分です。すべての消極的な考えが去り、気持ちが洗われました」と話していました。


一方、ロシア極東の内陸部では、強い寒気の影響で、各地で氷点下50度を下回る厳しい寒さが続いているため、ロシア非常事態省は、無理をしてもく浴を行わないよう呼びかけていて、もく浴が中止となったところもあるということです。

ロシア正教会伝統のもく浴の日に合わせて、ロシアのプーチン大統領も氷の張った湖でもく浴し、大統領選挙を2か月先に控える中、みずからの健康をアピールする狙いもあると見られます。


ロシア大統領府によりますと、プーチン大統領は19日未明、訪問先の北西部トベリ州でロシア正教会伝統のもく浴に参加しました。


国営テレビで放送された映像では、氷点下6度の気温の中、プーチン大統領が上半身裸の状態で湖に入り、胸の前で十字を切ったあと頭まで水につかる姿が映し出されています。


ロシアでは、ソビエト崩壊後、プーチン大統領の保護政策の下で正教会の信者が増えていて、毎年行われる伝統のもく浴に参加する国民も増加傾向にあるということです。


大統領選挙を2か月先に控える中、プーチン大統領のもく浴は、65歳となった今も健康で体力に衰えがないことを国民にアピールする狙いもあると見られます。

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