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ヨーロッパ中央銀行は25日、単一通貨ユーロの金融政策を決める理事会をドイツのフランクフルトにある本部で開きました。


その結果、主要な政策金利を0%に、金融機関から資金を預かる際の金利をマイナス0.4%に、それぞれ据え置くことを決めました。


ヨーロッパ中央銀行では、去年10月に開いた理事会で、ユーロ圏で経済成長が続いていることを受けて、景気を押し上げるために行ってきた国債などの買い入れの規模を、今月から以前の半分に縮小することを決めています。


このため、ヨーロッパ中央銀行ではその影響を当面、見極める必要があるとして金融政策の維持を決めました。


現在の規模での国債などの買い入れはことし9月までとなっていて、市場関係者の間では、ヨーロッパ中央銀行が今後の方針をいつ、どのような形で打ち出すかに注目が集まっています。

ヨーロッパ中央銀行のドラギ総裁は理事会のあと記者会見し、焦点になっている金融緩和の縮小のペースについて「これまでのデータをみると年内に利上げする可能性は非常に小さい」と述べました。


また、ユーロの水準がドルに対して3年ぶりの高値となっていることに関連してドラギ総裁は「このところの為替の変動は不確実性を生むことになり、注視が必要だ」と述べてユーロ高をけん制しました。

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