聴きたいな。賛美歌。 / 他23コメント https://t.co/KLr0BaeK4I “人生は夕方から楽しくなる:音楽宣教師・久米小百合(元・久保田早紀)さん 「異邦人」より賛美歌、教会でささげたい - 毎日新聞” https://t.co/Rs9rUF1TrY
— 渡辺輝人 (@nabeteru1Q78) 2018年1月28日
本名の久保田(旧姓)小百合と早紀との間の溝がどんどん大きくなる日々。これはもう自分の人生ではないという思いが日に日に募り、自らの音楽のルーツを探し、たどり着いたのが賛美歌だった。「子どものときに同級生の女の子に誘われて、教会の日曜礼拝に通っていました。『きよしこの夜』や『もろびとこぞりて』とか、子どものときは歌詞の意味は分かりませんでしたが、ピアノで弾いてすごく良い曲だなあと」
81年にプロテスタントの教会で洗礼を受けた。ミュージシャンの久米大作さんとの結婚を機に、85年に引退。「私に華やかな芸能界は向いていなかった。六本木や麻布に通うより、地元の国立や八王子の喫茶店で、友達同士で地味にコーヒーを飲んでいる方が落ち着く人間なんです」
現在は、宣教のためのコンサート依頼があれば、教派は問わずに全国の教会に出向く。そして、神父や牧師が聖書の言葉として伝えるメッセージを、音楽の力で伝える。「久保田早紀の頃も人前で歌ったり、しゃべったりするのがすごく苦手でした。今でも得意ではないんですけど、教会で歌うのはパフォーマンスではなく、神様へのささげものですから。聖書のメッセージを、天職として歌で伝えることが私の役目。苦手意識は許されません」
リクエストされれば、教会でも「異邦人」を歌う。「私のことを知らない若い世代の方々からは『久米さん、歌がうまいですね。プロになれますよ』と言われることもあります。そんなときは、『昔、プロだったんだよ』と返しますけどね」
歌うことを天職だとは感じる一方、音楽が、今の自分にとって最も大切なものではないと言い切る。どういうことなのだろうか。「音楽は家に例えれば壁紙みたいなもの。お部屋の雰囲気が明るくなったり、環境を作ってくれたりしますが、一番必要なものではありません。まず、柱や屋根がないと家にはなりませんよね」。では、久米さんにとって一番大切なものは? 「私にとって、それは信仰ですね」