優れたリーダーはみな「厳しい」が、 ただの“ブラック上司”とは「ここ」が違う。 - 優れたリーダーはみな小心者である。 https://t.co/pJc0XBjOxB
— ダイヤモンド・オンライン (@dol_editors) 2018年2月3日
そして、タイ・ブリヂストンのCEOになり、采配を振るう立場にたったときに、それをひとつずつ実行に移すことを心がけてきました。若いころに、自分がたいへんだったこと、つらかったことを、社員たちには経験させたくない。その思いを具現化するように努めたのです。
まず第一に、フェアであることを徹底しました。
つまり、自分が若いころに味わった理不尽な「痛み」を改善することは、リーダーの仕事なのです。
こういう話をすると、「そうやって若い世代を甘やかすからいけないんだ」という反論をされることがあります。しかし、これは「甘やかす」ことではありません。理不尽なことは改善されるべきであって、その責務をリーダーとして果たしているにすぎないのです。
いや、本当の「厳しさ」とは、そんなところにはありません。
そもそも、仕事とは厳しいものです。お客様に喜んでいただくのは厳しいことであり、ライバルとの競争も厳しい。若い人たちには、その厳しさにしっかりと向き合ってもらえればいい。そして、リーダーとしてくだした決断に対して、厳格に処する。その厳しさを貫くことこそが、真の意味で若い世代を鍛えることになるのです。