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 記録的な大雪から日も浅い2月1日、都心は再び厳しい寒さに覆われていた。冷たい雨が雪に変わろうかという夜8時過ぎ、皇居・半蔵門から白バイに先導された車列が滑り出した。警護車両に続いてゆっくりと進む車の後部座席で、美智子さまは口を真一文字に結ばれ、真っすぐ正面を見据えられていた。美智子さまがいつも私たちに向けられる柔和な面持ちとは違う、厳しい表情。車列はそのまま、東宮御所正門を通って赤坂御用地内へと消えていった。


「もともと公務や会食が予定されていての訪問ではなく、その日急きょ皇太子ご一家のところへ足を運ばれることが決まりました。いや、“雅子さまのところへ”といった方が正しいかもしれません。警備態勢を敷いたり交通整理などに対応しなければならないため、天皇陛下美智子さまは気軽に皇居から外出されることはできません。両陛下もそれは重々ご存じです。にもかかわらず、美智子さまの強いご希望で、夕食後という異例のタイミングでの外出となりました。なんとしてでも、美智子さまが直接出向かなければならない理由があったということなのでしょう」(宮内庁関係者)


 きっかけはご自身と、次の皇后を担う雅子さま、そして紀子さまに関する報道だった。

 雅子さまの療養生活が長引くなかで、たしかに“雅子さまに皇后の大役が務まるのか”と心配する声がないわけではない。しかし、美智子さまご本人は公の場で「どちらが皇后にふさわしいか」などということは一切口に出されたことはないし、《皇室の重大な決断が行われる場合、これに関わられるのは皇位の継承に連なる方々》(2016年の誕生日文書)であると一線を引かれてきたお立場だ。


 皇太子さまと秋篠宮さまや、ご家族である雅子さま紀子さまを比較して評価するような報道には心を痛め、特に、美智子さま自身が「雅子さまに皇后は難しい」と判断したかのような報道には、強く反応されてきた。

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20180208#1518086257
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20180123#1516704879