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ドイツで、メルケル首相の4期目の政権発足に向けて進められた連立交渉は、今月7日、合意に達しましたが、第2党の社会民主党が、財務相など合わせて6つの閣僚ポストを獲得するなどしたため、メルケル首相率いる第1党のキリスト教民主・社会同盟の党内からは、譲歩しすぎたと、厳しい批判が相次いでいます。


こうした中、メルケル首相は、11日、ドイツの公共放送のインタビューに応じ、財務相のポストを社会民主党に譲ったことについて「痛みを伴うものだった」と述べる一方で、「閣僚ポストで合意できず交渉が失敗したとしたら、それは無責任だ」と述べ、みずからの決断を正当化しました。


また、党内からの批判は、求心力の低下を表しているのではないかとの質問に対し、メルケル首相は、「そうは思わない」と反論し、「首相も党首も辞任するつもりはなく、政権が発足すれば任期の4年を全うする」と述べ4期目の政権運営に意欲を示しました。