「エジプト大統領選は茶番」 国内外の人権団体が非難する声明 #nhk_news https://t.co/5qXH5ErCT0
— NHKニュース (@nhk_news) 2018年2月13日
エジプトの大統領選挙は任期満了にともなって来月行われる予定です。しかし2期目を目指す現職のシシ大統領に対抗して立候補を表明した人たちは次々と検察や軍に拘束されたり選挙運動を妨害されたりして立候補の辞退に追い込まれ、シシ大統領の再選は確実な情勢となっています。
これを受けて13日、「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」など、国内外の14の人権団体が共同声明を出しました。
声明は「自由で公正な選挙を行うための最低条件も満たしていない茶番だ」と非難したうえで、国際社会に対して政権の対抗勢力を弾圧しているエジプトの治安当局への支援をやめるよう呼びかけています。
今回の選挙をめぐっては、前日にエジプトを訪問したアメリカのティラーソン国務長官が会見で人権上の懸念については触れず、「われわれは常に自由で公正な選挙を支持している」と、一般論を述べるにとどめるなど、欧米各国はテロとの戦いで協力するシシ政権に配慮し、選挙の公正さを疑問視する姿勢をひかえています。