南アの大統領 与党が解任へ 退陣不可避の情勢 #nhk_news https://t.co/gZoWPFdXsK
— NHKニュース (@nhk_news) 2018年2月13日
南アフリカのズマ大統領は2009年に大統領に就任し、現在2期目ですが、公金流用など数多くの不正疑惑が持ち上がり、野党側は即刻辞任するよう求めてきました。これに対しズマ大統領は、議会で多数の議席を占める与党、ANCの支持を固め大統領職にとどまってきました。
しかし、国民の批判も受け入れようとしないズマ大統領に対して、ANC内からも批判が出るようになり、13日、ヨハネスブルクで記者会見を行ったANCの事務局長は、ズマ大統領を大統領職から解任する方針を決めたことを明らかにしました。
これに対しズマ大統領は、党の決定に従う法的な義務はなく、直ちに辞任することは拒否し、今後、3か月から6か月の間に辞任する意向を示したということです。
かつてマンデラ元大統領が中心になって反アパルトヘイト闘争を導き、国民から圧倒的な支持を得ていたANCですが、ズマ大統領の就任後は支持率が低迷し、党員の多くは新たな党首となったラマポーザ副大統領のもとで党の再生を期待しています。
ANCとしては、ズマ大統領に対し直ちに退陣するよう圧力を一段と強めていく方針で、大統領の退陣は不可避の情勢となっています。