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アメリカはシリアの内戦で、過激派組織IS=イスラミックステートなどに対抗する勢力の一つとしてクルド人勢力を支援していますが、トルコ軍はトルコ国内でテロを繰り返してきたクルド人武装組織と強いつながりがあるとして、クルド人勢力に対する大規模な軍事作戦を続けています。


この問題をめぐって、トルコを訪問したアメリカのティラーソン長官はエルドアン大統領やチャウシュオール外相らと相次いで会談した結果、ISなど過激派の掃討とシリアの安定という共通の目的のもと関係改善を目指し、来月中旬までに実効性のある枠組みを設けることで合意したと明らかにしました。


ただティラーソン国務長官はトルコ軍の軍事作戦について「市民の犠牲を最小限にし、地域の緊張を高めないよう自制を求める」とけん制しました。


これに対しチャウシュオール外相は、クルド人勢力に対する武器の提供の中止や、国境に近い町マンビジからクルド人勢力を撤退させることなど、アメリカに大幅な譲歩を求めており、クルド人勢力をめぐる両国の対立に折り合いをつけるのは容易ではありません。

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