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イギリスのメイ首相は、17日、世界各国の首脳や閣僚などが出席する「ミュンヘン安全保障会議」でEU離脱後の治安や安全保障の分野への対応について演説しました。


メイ首相は、犯罪捜査や軍事作戦でのイギリスとEUとのこれまでの連携を評価したうえでこうした関係を維持するためには軍事作戦をはじめ宇宙開発まで幅広い分野を包括した新しい条約を締結したい考えを示しました。


メイ首相は、テロやサイバー攻撃は国境を越えて拡散すると警鐘を鳴らしたうえで、「こうした条約の前例がないのはわかっているが組織のルールやものの考え方に固執するがために市民の安全を犠牲にしてはならない」と述べ来年3月の離脱の期限までに条約を締結したい考えを示しました。


ただ、メイ首相はこれまでの離脱交渉で争点となってきたヨーロッパ司法裁判所の管轄権などをめぐって早くもEU側に条件を列挙するなど強気の姿勢を示しており、EU側がどこまで柔軟に対応するかは不透明です。