物理は完全に門外漢です。
— 新井紀子/ Noriko Arai (@noricoco) 2018年2月21日
が、東ロボくん育成の中で、高校数学には、暗黙の了解としての単純化があり、その結果、KYな東ロボくんが躓くことがたくさんありました。その「暗黙の了解」は言語化が難しいものでした。
この暗黙の了解部分を、出題ミスと断じるべきかどうか、私は判断を保留したい。
新井紀子『Al vs 教科書が読めない子どもたち』(東洋経済新報社)は、初読では事の深刻さにお先真っ暗な気持ちになりましたが、読み直したら、言葉と向き合うというこれまで通りで良いと気づいて、希望が持てました。読解力の向上に家庭環境は必須です。親御さんにもぜひ読んでほしい一冊です。
— 相澤理 (@o_aizawa) 2018年2月21日
でも、本当に読んで欲しいのは、「なぜ数学などという科目を勉強しなければならないかわかんない」と思っている、でもリーディングスキルが高い層。
— 新井紀子/ Noriko Arai (@noricoco) 2018年2月20日
あなたが思っているほど、数学はつまらない科目じゃない。意図がわかったらきっと面白いなと思える。
同様のことは、世界史や日本史ではもう表面化していて、東ロボくんは問題は読まずに、選択肢だけ読んで正解を選んで、偏差値65超えてる。
— 新井紀子/ Noriko Arai (@noricoco) 2018年2月21日
東ロボを始めたときに、そこは織り込み済みだった。出題ミスを避けるには、基本的に山川出版の教科書と一問一答をベースに正誤判定させるだけでよいはずだ、と。
— 新井紀子/ Noriko Arai (@noricoco) 2018年2月21日
対偶は、高校数学で教えるまでわからないとか、係り受けは国語の文法で教えるまでわからないとか、言う方がいる。では、指導要領の改訂でこの二つが消えたら、行政文書からも法解釈からも係り受けと対偶消せますか?
— 新井紀子/ Noriko Arai (@noricoco) 2018年2月21日
自由主義経済と民主主義は、全員が言語と論理を運用できることを前提として設計されている。運用できなければ損をしても文句も言えない。
— 新井紀子/ Noriko Arai (@noricoco) 2018年2月21日
言語と論理は、生き抜くための必須アイテムだ。だから、全員が身につけるための最大の努力を私はする。