単なる「現実主義者」は二流どまり。一流はみな、現実を臆病な目で見つめる「理想家」である - 優れたリーダーはみな小心者である。 https://t.co/KIVjpMWKZq
— ダイヤモンド・オンライン (@dol_editors) 2018年2月24日
「理想」と「現実」――。
私たちは、常にこの狭間で生きることを余儀なくされています。
理想を持たない者は、現実的対応に追い回されるだけであり、現実を見据えない理想主義者が口にするのは“寝言”のみ。重要なのは、理想と現実のバランスをとることです。ただし、私は、優れたリーダーになるためには、常に理想から出発する必要があると考えています。なぜなら、人間という存在は、理想を求めることに根源的な喜びを感じるようにできているからです。
楽しい仕事とは何か?
それは、魅力的な理想を実現する仕事にほかなりません。ただ、現実的対応に終始するような仕事が楽しいとは、誰も思わないのではないでしょうか?そして、楽しい仕事をするからこそ、周りの人もその楽しい仕事に加わりたいと思う。楽しい仕事によってこそ、リーダーシップの根っこは育つのです(連載第5回参照)。
そして、その理想が真に魅力的であるからこそ、周囲の人も共感してくれる。その理想に向かって努力する人物の姿を見て、周囲の人が「力を貸そう」「協力しよう」と思ったときに、はじめてリーダーシップが生まれるのです。つまり、理想こそが、リーダーシップの根源にあるということです。
これは、年齢や職位などにはまったく関係のないことです。