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この実証実験は、北方領土問題の解決につなげようと日本がロシアに提案した8項目の経済協力プランの一環として、日本のNEDO新エネルギー・産業技術総合開発機構が行うもので、モスクワで27日、ロシアの発電会社などとの間で協力に向けた覚書が締結されました。


実証実験が行われるのはロシア極東のサハ共和国で、北極海の沿岸地域に3基の風力発電機を設置して、ディーゼル発電と組み合わせて来年秋から発電が行われる予定です。


電力をディーゼル発電に依存する地域が多いサハ共和国では、旧ソビエト時代の発電機が使われるなど機械の老朽化が進んでいて、安定した電力供給が課題となっています。


実証実験では、従来のディーゼル燃料の使用量を年間16%削減することを目指すということで、NEDOの表尚志理事は「日本の技術力を結集してサハ共和国の極寒の地で対応できるよう、地道な努力を重ねていきたい」と話していました。


風力発電は、日本とロシアの北方領土での共同経済活動で優先的に取り組む事業にも含まれていて、日本の技術を生かした両国間の協力が進むかどうか注目されます。