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アメリカの主要メディアは27日、北朝鮮に対する国連安全保障理事会の制裁決議の実施状況を調べる専門家パネルが、北朝鮮から、化学兵器の使用が疑われるシリアに向けて、化学兵器の製造に必要な特殊な機器が輸出されたとする調査結果をまとめたと伝えました。


それによりますと、これらの物資は、2012年から去年までに中国の貿易会社などを介して、ひそかにシリアに送り込まれ、化学兵器関連の施設では北朝鮮技術者の目撃情報も寄せられているということです。


この報道について、アメリ国務省のナウアート報道官は27日の記者会見で、「以前から懸念していたことだ。北朝鮮は、状況が困難になるにつれ、より巧妙で悪質な手段を選ぶだろう」と述べ、北朝鮮が、制裁などによる締めつけが強まる中、核開発の資金稼ぎのため、化学兵器の拡散などを巧妙に進めるおそれがあると懸念を示しました。


そのうえで、ナウアート報道官は、大量破壊兵器の拡散などを防ぐためには北朝鮮に核開発を放棄させることが必要だとして、圧力を継続する姿勢を強調しました。


それによりますと、北朝鮮外務省でアメリカを担当するチェ・ソニ北米局長が、このほど外務次官に昇格したということです。チェ氏は長年にわたってアメリカとの交渉を担い、北朝鮮の核問題をめぐる6か国協議の次席代表も務めました。


2012年2月を最後に米朝対話が途絶えたあとも、チェ氏は、国際会議などの機会を通じてアメリカの元政府高官などと意見交換を重ねてきたほか、去年5月には、当時、ピョンヤンで拘束されていたアメリカ人大学生の解放をめぐり、ノルウェーアメリカのジョセフ・ユン特別代表と接触したと伝えられていました。


チェ氏は、おととし副局長から局長に昇格したばかりで、前任のハン・ソンリョル次官の処遇などは明らかになっていません。


北朝鮮は、ピョンチャンオリンピックの閉会式に合わせて韓国に派遣したキム・ヨンチョル朝鮮労働党副委員長が、ムン・ジェイン(文在寅)大統領との会談で「アメリカと対話をする十分な用意がある」と述べ、米朝対話の再開に前向きな姿勢を示しており、このこととチェ氏の外務次官への昇格に関連があるのか、関係国は注視しているものとみられます。