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サウジアラビアムハンマド皇太子は、石油に依存した経済からの脱却を進めるため、世界で唯一禁止されてきた女性の運転解禁を決めて、社会進出を促すなど、父親のサルマン国王とともに改革を進めています。


ムハンマド皇太子は、国内への投資を呼び込み、改革を加速させるため、就任後、初めてとなる外遊に乗り出していて、欧米では最初の訪問国になるイギリスに滞在しています。


7日にはメイ首相と会談し、今後数年間で、およそ9兆5000億円を目標に両国間の貿易・投資案件を進めることで合意し、改革への協力を取り付けました。


イギリスの首相府は、改革によって女性の権利が向上している点を評価するとともに、イギリスがEU=ヨーロッパ連合から離脱を進めるうえで関係強化が重要だと意義を強調しました。


一方、サウジアラビアが軍事介入を続けるイエメンの内戦が人道危機を招いているとして、抗議デモが行われるなど、皇太子が主導する軍事作戦に批判の声も上がっています。


イギリスメディアは、ムハンマド皇太子を「改革者か、それとも悪党なのか」と表現するなど、内政と外交で相反する評価を伝えていて、賛否が分かれる中での外遊となっています。