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EUのトゥスク大統領は、イギリスが離脱したあとの両者の関係について話し合う協議を前に、EU側の戦略をまとめた指針の草案を作成し、7日に加盟国に提示しました。


この指針は公表されていませんが、地元のメディアによりますと、「いいとこ取りは認めない」とする文言が盛り込まれるなど、イギリスを強くけん制する内容になっているということです。


トゥスク大統領は7日に記者会見を開き、「非加盟国がEUの都合のいいところだけを取り入れるやり方は論外だ」と述べました。


EUでは今月、首脳会議を開いてこの指針について議論することにしていて、各国の首脳から承認を得たあと、将来の関係についてイギリスと予備的な協議を始めることにしています。


これに対してイギリスのメイ首相は、航空や医療など一部の分野で分担金を支払ってEUと協力する一方、農業や漁業ではイギリスの権限を取り戻したいという考えを示していて、両者による協議の行方が注目されます。