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ロシアのプーチン大統領は14日、ウクライナ南部のクリミア半島を併合して4年になるのを前に、現地を訪れました。


このうち、南部の港町セバストポリで、プーチン大統領は併合を記念する住民集会で演説し、「あなたたちは4年前、歴史的な決断を行った。そのおかげでクリミアは故郷、母なるロシアに戻ってきた」と述べ、併合は住民投票の結果に基づくものだとして改めて正当化しました。


また、プーチン大統領は、ロシア南部とクリミア半島を結ぶ橋の建設現場も視察しました。橋の全長は19キロで、日本円で4200億円余りを投じて建設が進められており、ことし12月には自動車道路が完成するほか、来年末には鉄道も開通する予定です。


プーチン大統領が行ったクリミアの併合は、欧米諸国からは厳しく批判されていますが、国内では高く評価されていて、プーチン大統領の支持率が大幅に上昇するきっかけとなりました。


ロシアでは、今月18日に大統領選挙が行われますが、プーチン大統領としては、選挙前にクリミアを訪れることで、ロシアの有権者に対してみずからの業績を改めて強調し、得票を伸ばす狙いがあるものと見られます。