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シリアのクルド人勢力をめぐっては、アメリカが過激派組織IS=イスラミックステートとの戦いで協力関係を築いたのに対し、トルコは自国の安全を脅かすテロ組織だとして、シリアに越境して軍事作戦を続け18日、クルド人勢力の拠点の都市アフリンを制圧しました。


これについてアメリ国務省は19日、声明を出し、アフリンの住民の多くがクルド人で、トルコ軍などの攻撃をおそれて避難しているほか、現地では略奪の報告もあるとして懸念を示しました。そしてトルコの軍事作戦は、シリアでのISとの戦いから注意をそらすものだとして、IS対策に集中するよう呼びかけました。


これに対しトルコ外務省は、声明を出し、「アメリカは作戦の理由や目的を理解しようとしていない。これは対テロ作戦だ」と述べたうえで、テロとの戦いで別のテロ組織を使うことこそ問題だと、アメリカを強く批判しました。


アメリカとトルコは、ともにNATO北大西洋条約機構に加盟する同盟国ですが、今回の応酬はクルド人勢力をめぐる両国の対立の根深さをうかがわせています。

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20180319#1521456015


ハンドルを握るアサド大統領は、サングラスにノーネクタイ。リラックスして見えるが、反体制派との戦闘の最前線・東グータ地区へ向かった際の映像だという。


シリア・アサド大統領「みんな政府のところへ戻っている。我々政府が必要なのだ」


東グータ地区は、首都ダマスカス近郊にある反体制派の拠点だが、政権軍がすでに8割以上を制圧している。こうした映像の公開はきわめて異例だが、政権側の優位を誇示する狙いもありそうだ。

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20180316#1521197137

#郡司恭子


内戦が続くシリアでは、アサド政権が、首都ダマスカス近郊にある東グータ地区を拠点とする反政府勢力への攻勢を強めているほか、隣国のトルコ軍が、シリア北部のアフリンなどでクルド人勢力に対する軍事作戦を続け、市民の死傷者が増え続けています。


このため、フランスは、シリア問題を話し合うため国連安保理に対して会合を開くよう要請し、19日、開催するか否かを決める投票が行われましたが、15のメンバー国のうち、欧米など8か国が賛成したものの、ロシアや中国など4か国が反対、アフリカの3か国が棄権したことで、開催に必要な賛成9票に1票足りず開けないという異例の事態となりました。


結局、議長国オランダの呼びかけで、安保理ではなく経済社会理事会の議場で自由参加の形で非公式会合が開かれ、この席で国連のゼイド・フセイン人権高等弁務官は「安保理は、シリアで多くの人々が犠牲になっているにもかかわらず、十分な対応をとっていない」と述べ、安保理が停戦に向けた行動を起こすよう求めました。


今回、シリア問題をめぐる会合が開けなかったことは、欧米とロシアの対立に加えて、ほかのメンバー国の間でも分裂が際立っている現状を反映しています。