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ロシアの国営テレビは23日、先の大統領選挙の最終的な開票結果について、投票率が67.54%で、プーチン大統領の得票率は76.69%だったと伝えるとともに、プーチン大統領のテレビ演説を放送しました。


この中で、プーチン大統領は「ロシア史上、最も高い水準の支持を得た」と述べ、有権者の圧倒的な信任を得たことを強調しました。


そのうえで、「こうした市民の積極性と責任、そして結束が非常に重要だ。特にロシアは今、国内外で困難な挑戦に直面している」と述べ、イギリス南部で起きたロシアの元スパイの暗殺未遂事件などで欧米との対立が深まる中、国民に結束を呼びかけました。


ロシアはここ数年、「最低生活費」以下で暮らす貧困層が再び拡大するなど厳しい経済状況が続いており、プーチン大統領としては圧倒的な支持を背景に国民に結束を呼びかけることで、不満の噴出を抑える狙いがあるものと見られます。