1000RT:【筋弛緩法】「2分以内に眠りにつく方法」戦時中に米海軍が開発https://t.co/RVWa3QGS20
— ライブドアニュース (@livedoornews) 2018年3月27日
自分を「椅子の上に垂れるクラゲ」だとイメージしながら全身の筋肉を緩ませる。頭の中では「動きのあること」を意識しないこと… pic.twitter.com/YV5uquteUd
1.肉体的にリラックスする方法
初めに、ウィンター氏は2つのリラックス法のうち、以下の「肉体的にリラックスする方法」をパイロット候補生たちにトレーニングさせました。
椅子に座り、机の上に足をのせて、両膝を離して水平に伸ばします。手は膝の間に置きます。目を閉じて、顎を胸の上にのせるように引きます。ゆっくりと深く、定期的に深呼吸しながら、顔の筋肉は全て緩ませるように意識します。眉間にシワを寄せず、舌や唇さえもリラックスさせ、目の周りの筋肉にも力を入れないように気をつけます。
そして、肩から力を抜いて、首の後ろの筋肉がマヒしそうなほどぐったりと落とします。自分は「椅子の上に垂れるクラゲ」だとイメージしながら、深呼吸とともに全身の筋肉をゆるませます。左右の上腕・ふくらはぎ・ふとももなど、全ての筋肉へ順番に語りかけるように、意識的に力を抜いていきます。もし、なかなか力が抜けない筋肉があれば、その筋肉に一度ぐっと力をこめてからわざと緊張させてから緩めます。
これらを繰り返しながら全身をゆるませたら、最後に3回ゆっくりと深呼吸を行います。これで肉体が完全にリラックスでき、睡眠状態に移行する準備ができるとのこと。
2.精神的にリラックスする方法
ウィンター氏は、「肉体的にリラックスすることさえできれば、10秒で眠ることができる」と主張しています。ただし、その10秒間で「動きのあること」について考えるのはよくないそうです。例えば「腕を動かす」イメージを脳内で行うと、実際に動かしていなくても腕の筋肉は緊張してしまうとのことで、動きのあることをイメージすると肉体的なリラックスが失われてしまいます。動きのあるイメージを排除するために、ウィンター氏によるトレーニング・プログラムでは以下の3つのイメージトレーニングが提案されています。
・春の日に、静かな湖の上でカヌーに横たわって青空を見上げている様子をイメージし続ける
・闇の中で巨大な黒いハンモックに揺られている状況をイメージする
・自分に『何も考えてない』とひたすら言い聞かせる
どれも10秒以上、継続して行うことが重要だとウィンター氏は主張しています。
海軍学校では、リラックスのトレーニングを受けるコースと、徹底的に精神を鍛えるコースの2つに分けて、比較テストが行われました。その結果、リラックスのトレーニングを受けたコースの方が、さまざまなテストや訓練において良い成績を出していたそうです。