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ダライ・ラマ14世は、チベットの人々が中国政府に対して蜂起した1959年のチベット動乱のあと、中国からの弾圧から逃れてインドに亡命し、まもなく60年になります。


チベット亡命政府の拠点があるインド北部のダラムサラでは31日、これを記念した式典が開かれ、チベットから逃れた人などおよそ4000人が出席しました。


この中で亡命政府のロブサン・センゲ首相は、「われわれの悲劇、苦痛は60年やむことはない」と述べ、中国政府を非難しました。


また、インド政府の代表として出席したシャルマ文化担当相は、「インドはダライ・ラマ14世が目指しているものを支持する」と述べ、引き続き支援していく方針を示しました。


最後にダライ・ラマ14世が演説し、「われわれは、チベットの伝統と文化を守り続けなければならない」と述べ、中国政府との闘争の長期化に備えるよう呼びかけました。


式典のあと、ダライ・ラマ14世は記者団に対し、「われわれは独立を求めているのではなく、権利と自治を求めているだけだ」と改めて強調しました。


チベット亡命政府は、中国政府に対して高度な自治を求めて対話の再開を呼びかけていますが、中国政府はダライ・ラマ14世が中国からの独立を目指しているとして応じていません。