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この事件は、先月4日、イギリス南部でロシアの元スパイの男性とその娘が意識不明の状態で見つかったもので、イギリス政府はロシアが開発した神経剤「ノビチョク」が使われたとし、オランダのハーグにあるOPCW=化学兵器禁止機関に調査を要請していました。


OPCWは12日、男性らの血液や現場周辺から採取したサンプルを分析した結果、「有毒な化学物質の存在が示された」とする調査報告書の概要を公表しました。


検出された化学物質の種類は機密扱いの正式な報告書に記載されているとして明らかにされていないものの、「イギリスによる調査結果のとおりであることを確認した。検出された物質は不純物をほとんど含まない高純度のものだ」として、イギリスが主張するとおり、組織的に製造されたノビチョクである可能性を示唆しています。


これを受けて、イギリスのジョンソン外相は「誰に責任があるのかは明白だ。ロシアだけが手段や動機を持つ」と述べ、改めてロシアを非難しました。

ロシア外務省のザハロワ報道官は「ロシアの専門家がOPCWの調査した資料やイギリスが保有する情報を入手できていないため、いかなる結論も受け入れない」と述べ、強く反発しました。


そのうえで「イギリス政府はデマ情報を流し、世論操作を行った」として、ロシアに事件の責任がある疑いが極めて強いと主張するイギリス政府を非難しました。