ノーベル文学賞選考トップの事務局長が辞意表明 選考に影響も #nhk_news https://t.co/XSjzjNaAHI
— NHKニュース (@nhk_news) 2018年4月13日
スウェーデン・アカデミーでは、会員の夫で、運営に影響力を持つとされる男性が複数の女性に対し、性的暴行を加えたり、いわゆるセクハラ行為をおこなっていたりした疑惑を地元メディアが報じ、この疑惑解明に向けたアカデミーの対応が消極的だと抗議して、別の会員3人が辞意を表明するなど混乱が続いています。
この問題をめぐってアカデミーのサラ・ダニウス事務局長は12日、記者団に対し、「私が職を去るのはアカデミーの求めだ」と述べ辞意を表明しました。
スウェーデン・アカデミーは、毎年18人の会員によってノーベル文学賞の選考を行い、去年は長崎県出身の日系イギリス人、カズオ・イシグロ氏が受賞したことで話題となりました。
ダニウス事務局長は「ノーベル賞にすでに影響を与えており、深刻な事態になっている」とも述べ、今後、文学賞の選考にも影響が出かねない事態となっています。
この問題をめぐっては、ノーベル財団が声明で「ノーベル賞の評判を傷つけるおそれがある」と述べたほか、スウェーデンのグスタフ国王も「アカデミーの功績を傷つけるおそれがある」と懸念を示しています。