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中国外務省の陸慷報道官は23日の記者会見で、北朝鮮キム・ジョンウン金正恩朝鮮労働党委員長が、核実験やICBM大陸間弾道ミサイルの発射実験を中止するなどと表明したことについて「国際社会のすべての関係国が歓迎している。北朝鮮の決定は国際社会の共通の期待と一致する」と述べて、歓迎する考えを改めて示しました。


そのうえで「朝鮮半島の非核化と、問題の政治的解決のプロセスをさらに進めるのに有益だ」と述べて、評価しました。


一方、中国共産党系の新聞「環球時報」は23日の紙面で、「国際社会は部分的な制裁の取り消しや交流の再開を通じて情勢を安定させる北朝鮮の行動を奨励すべきだ」として、制裁を緩和すべきだとする社説を掲載しました。


これについて陸報道官は、制裁をめぐる中国政府としての対応には直接的な言及を避けながらも「朝鮮半島の核問題を交渉と対話で平和的に解決するための努力に有益であれば、国際社会は前向きに検討すべきだ」と述べ問題の解決に向けて関係各国が歩み寄るべきだという考えを示しました。


それによりますと、G7の外相は「核武装した北朝鮮は決して認めない」という認識を共有したうえで、北朝鮮が核実験の中止などを表明したことは、「完全な非核化に向けた第一歩として認める」としています。


そして、「生物・化学兵器を含む大量破壊兵器弾道ミサイルの廃棄の実現」を目標に、最大限の圧力を維持する方針を確認し、G7各国は、北朝鮮との首脳会談を予定しているアメリカと韓国を支援するために連帯するとしたほか、拉致問題の即時解決を求めています。


また、シリア問題については、「化学兵器の使用を最も強い表現で非難する」としたうえで、アメリカなどによるアサド政権への軍事攻撃を、「将来の使用を抑止し、シリアの人々の苦痛を軽減するための努力」として、支持するとしています。


イギリスで起きた元スパイ暗殺未遂事件については、ロシアが関与した可能性が極めて高いと指摘するイギリスの評価に同意し、ロシアには、ウクライナ情勢なども含め、無責任で不安定化をもたらす行動をやめ、国際社会の平和を維持するために国連安保理常任理事国としての責任を果たすよう求めています。


さらに、イランが核開発を制限する見返りに、経済制裁を解除するとした合意の完全な履行を求めています。


一方、海洋安全保障の分野では、海洋進出を強める中国を念頭に、南シナ海東シナ海の状況への懸念を表明し、自由で開かれたインド太平洋地域の維持が重要だとして、ASEAN東南アジア諸国連合との協力を進めていくとしています。


また、中国に対しては、ルールに基づく国際システムへの責任ある参加を働きかけ、地域や国際社会が直面する課題の解決に協力するよう期待感を示しています。


ロイター通信が中国税関当局の統計として伝えたところによりますと、ことし1月から先月までの中国と北朝鮮の貿易総額は4億8000万ドルで去年の同じ時期より60%減りました。


このうち中国の北朝鮮からの輸入額は7000万ドルで87%減少しています。


これは、北朝鮮からの主要な輸入品の石炭や海産物などが国連安全保障理事会の制裁決議で禁輸となったためで、北朝鮮の外貨稼ぎに大きな影響が出ています。


こうした中、中国共産党系の新聞「環球時報」は、北朝鮮が核実験の中止などを表明したことを受けて23日、制裁を緩和すべきだとする社説を掲載しました。


また、中国外務省の陸慷報道官は、23日の記者会見で、制裁緩和について問われると「朝鮮半島の核問題を交渉と対話を通じて平和的に解決するうえで役立つのであれば、国際社会はあらゆることを前向きに検討すべきだ」と述べています。


北朝鮮は、核実験の中止などを表明した発表のなかで、「経済建設に有利な国際環境を整える」とも強調していて、対話姿勢を前面に押し出して、制裁緩和の糸口を探っていくとみられます。

中国と北朝鮮の貿易額は、国連安全保障理事会の制裁決議の影響で大幅に減っているものの、北朝鮮が経済面で中国に依存する構図は大きく変わっていません。


中朝国境に近い吉林省では、北朝鮮から派遣された労働者が工場で働いていて、今月に入っても大勢の労働者が勤務の合間に集団で移動する姿が見られました。


制裁決議では、北朝鮮労働者に対する新たな就労ビザの発給が禁じられていますが、去年12月の制裁決議では、労働者の送還を原則、2年以内としており、猶予が設けられています。


さらに、外交関係者からは、中朝の国境地域に限って両国を行き来できる別の許可証を利用して、北朝鮮が労働者を派遣しているのではないかという指摘も絶えず出ています。


また、中朝貿易の拠点である遼寧省丹東では、制裁決議の影響で営業をやめていた北朝鮮のレストランが、キム・ジョンウン金正恩朝鮮労働党委員長が中国を訪問した先月末、営業を再開していたことがわかりました。


中国政府は制裁決議に基づいて北朝鮮との合弁企業などを閉鎖するよう求めていましたが、レストランは制裁対象とはならない中国企業が運営する形で、北朝鮮従業員によって営業を再開していて、北朝鮮による中国での外貨稼ぎが続いています。