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国連の安全保障理事会北朝鮮に対する制裁の実施状況を話し合う会合が開かれ、議長を務めるオランダのファンオーステロム国連大使は制裁の実施に消極的な国への働きかけを強めていく方針を示しました。


この会合は、北朝鮮制裁決議の実施状況を検討するため安保理の制裁委員会が定期的に開いているもので、ピョンヤンに駐在するイギリスのモーガン大使を招いて18日、国連本部で行いました。


会合は非公開で制裁委員会の議長を務めるオランダのファンオーステロム国連大使は会合後記者団に対し、モーガン大使からは北朝鮮では行動が厳しく制限され制裁の効果や人道面の影響について全体像を把握できていないという説明があったと述べました。


そのうえで「制裁を実施しようとしない国にわれわれの関与を確実にする」と述べて、具体名を控えつつも制裁に消極的な国があると指摘したうえで、そうした国に対して確実に制裁を実施するよう働きかけを強めていく方針を示しました。


一方の北朝鮮は、今月はじめに「制裁決議は違法かつ無効だ」とする声明を発表して制裁決議への反発を示していて、今後も制裁の実施をめぐる駆け引きが続きそうです。


トランプ大統領は18日、ホワイトハウスで国連のグテーレス事務総長と会談しました。


ホワイトハウスによりますと、会談の中で両氏は、北朝鮮やシリア、それにイランなどの問題について協議し、互いに協力して問題に対処していく方針を確認したということです。


一方、会談でトランプ大統領は、国連改革についても言及し組織運営の見直しなど効率化を図る取り組みを支持する考えを強調したということです。


会談のあとトランプ大統領は、ツイッターに「国連が世界中の紛争解決にもっと取り組めば、アメリカがやることは減り、カネを節約できる」と書き込み、アメリカの負担軽減のためにも国連の活動拡大に期待を示しました。


アメリカのトランプ大統領は18日、新しい韓国大使に太平洋軍のハリス司令官を指名すると発表しました。


ハリス氏は2015年に日系アメリカ人として初めて太平洋軍司令官に就任し、北朝鮮の核・ミサイル開発や海洋進出の動きを強める中国への対応を指揮してきました。


発表ではハリス氏について「インド太平洋地域における地政学の専門家でリーダーシップと幅広い知識を備えた将校だ」と指摘し、その実績を高く評価しています。


ハリス氏は当初、オーストラリア大使に指名されましたが、来月の史上初の米朝首脳会談に向けた北朝鮮との事前協議を主導するポンペイ国務長官のもと、トランプ政権発足以降、1年余りにわたって空席となっていた韓国大使の起用へと切り替える方針が示されていました。


トランプ政権としては北朝鮮の核ミサイル開発や軍事動向に精通し厳しい姿勢をとってきたハリス氏の起用により、北朝鮮の非核化の実現に向け体制の整備を急ぐと共に、対話の一方で非核化まで圧力を維持する姿勢を改めて示す狙いもあるとみられます。