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マレーシアとシンガポールの両国の首都の間では、およそ350キロを90分で結ぶ高速鉄道の建設が計画され、日本や中国などの企業が受注を目指して激しい競争を繰り広げてきました。


しかし28日に記者会見したマハティール首相は「高速鉄道の建設計画をとりやめることを決めた。事業から利益があげられず巨額の費用がかかることになる」と述べ、費用に見合う利益をあげられないなどとして取りやめる方針を発表しました。
高速鉄道の建設計画はシンガポールとの共同事業のためマレーシアはシンガポールに違約金を支払うことになる見通しですが、マハティール首相は、今月、政権交代に伴って就任したあと、外資が関係するすべての事業について国益にかなっているか見直す作業を始めていました。


日本勢としては、官民あげて受注を目指してきた高速鉄道計画のとりやめが発表されたことで、今後、インフラ輸出戦略の立て直しを迫られそうです。