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アメリカ国防総省と韓国国防省の発表によりますと、両国は、8月に予定していた、定例の米韓合同軍事演習、「ウルチ・フリーダム・ガーディアン」のすべての計画を中止し、追加の措置について米韓の間で協議を続けるということです。


この軍事演習は局地戦への対応能力の向上を図ることなどを目的に、コンピューターを使った図上演習を中心に行われる予定でした。北朝鮮は「許しがたい挑発行為だ」と反発し、中止するよう求めていたほか、トランプ大統領米朝首脳会談のあと、北朝鮮との交渉が誠実に行われているかぎり中止する考えを示していました。


トランプ政権としては今後さらに北朝鮮と交渉を進めるため配慮したものと見られます。ただ、アメリカ議会の野党・民主党などからは「北朝鮮に譲歩しすぎだ」と批判が出ているほか、日本政府内からも北東アジア地域の抑止力の低下につながりかねないと懸念する声が出ています。


今週後半には、マティス国防長官やポンペイ国務長官らが国防総省でこの問題について協議するということです。


アメリカのポンペイ国務長官は、18日、中西部デトロイトで講演し、先の米朝首脳会談について、「キム委員長は、彼の国を完全に非核化する決意を明確にした」と述べ、キム委員長がトランプ大統領に対して、北朝鮮を完全に非核化する意思を示したと強調しました。


そのうえで、「大統領は非核化の見返りとして、朝鮮戦争をめぐる休戦協定を変更し、キム委員長が必要とする体制保証を与えると約束した」と説明しました。


朝鮮戦争の休戦協定については、これまで北朝鮮が平和協定に転換するよう繰り返し求めています。そして、ポンペイオ長官は、「私は近いうちに戻るだろう。仕事はたくさんある」と述べ、5月に続いて北朝鮮を訪問する可能性を示唆し、北朝鮮側と非核化の協議を急ぐ考えを示しました。


先の米朝首脳会談では、共同声明で、キム委員長が朝鮮半島の完全な非核化の意思を示したとされたものの、具体的な行動や期限は盛り込まれませんでした。


ただ、ポンペイオ長官率いる代表団と北朝鮮の高官による交渉を速やかに行うと記されていて、非核化の実現に向け米朝の高官の協議が進展するかが今後の焦点となっています。


中国・北京を拠点に北朝鮮への観光ツアーを取り扱っているコリョツアーズによりますと、北朝鮮でことし9月、大規模なマスゲームの公演が行われる見通しだということです。


北朝鮮による大規模なマスゲームは2013年以来、5年ぶりで、建国70年となる9月9日から30日の日程で10万人規模で行われるとしています。


北朝鮮は過去、マスゲームを通じて、国威の発揚を図るととともに、外国人観光客に公演を公開して、外貨の獲得につなげてきました。


北朝鮮はことし4月に行った党の中央委員会総会で経済の立て直しに力を入れる方針を強調していて、5年ぶりとなる大規模なマスゲームの再開によって外国人観光客の呼び込みを図り、観光の振興につなげるねらいがあるとみられます。


北朝鮮の専用機が日本時間の午前11時ごろ、中国・北京の空港に到着したのをNHKの取材班が確認しました。この機体は旧ソビエト製のジェット旅客機、イリューシン62型でキム・ジョンウン金正恩朝鮮労働党委員長の専用機と同じ機体で、キム委員長が乗っているものとみられます。


中国の国営メディアは北朝鮮キム・ジョンウン金正恩朝鮮労働党委員長が19日と20日の2日間中国を訪問すると伝えました。


NHKの取材班は、日本時間の19日午前11時ごろ、北京の空港に、北朝鮮の専用機が到着したのを確認しました。


この機体は旧ソビエト製のジェット旅客機、イリューシン62型でキム・ジョンウン朝鮮労働党委員長の専用機と同じ機体で、キム委員長が乗っていたものとみられます。


北京の空港などでは現在、警察による厳重な警備体制がしかれています。