外務次官や国連大使を歴任した後、オランダ・ハーグの国際司法裁判所(ICJ)で2003年から裁判官を務めてきた小和田恒氏(85)が6月上旬に退任しました。今日の朝刊解説面で、国際法の果たす役割や現在の世界情勢、民主主義のあり方などについて、語ってもらいました。(続く) pic.twitter.com/AyxKd5zrQV
— 読売新聞 編集委員室 (@y_seniorwriters) 2018年6月22日
【小和田恒氏インタビュー?】「各国が私的な利益追求に熱心になり過ぎている」「米国は自分がリーダーであるばかりに犠牲を払わされてきたと。ロシアは過去に遡って失地回復を狙っている。中国は一部を植民地にされるなど屈辱を味わってきた中で、自分たちの世界が来たと思っている」
— 読売新聞 編集委員室 (@y_seniorwriters) 2018年6月22日
【小和田恒氏インタビュー?】「皆が私的な利益を追求し出したら世界はめちゃめちゃになる。どう制御していくかが課題だ。今の国連にそんな力はない」「(各国が)法の支配に服する枠組みを作ることが非常に大事だ」「日本のような国が愚直に声を上げ続け、イニシアチブを取っていかなければならない」
— 読売新聞 編集委員室 (@y_seniorwriters) 2018年6月22日
【小和田恒氏インタビュー?】「なぜポピュリズムが台頭しているかが問題であって、それはやはり各国政府が、不満のある人たちを救おうとしなかったからだ。ある意味でエリート層の責任であり、『反エスタブリッシュメント(既存支配層)』の動きで『しっぺ返し』を食らっているというのが現状だろう」
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【小和田恒氏インタビュー?】「スペインの哲学者オルテガ・イ・ガセットの『大衆の反逆』を読み返してみた。全てに賛成ではないが、なかなか良いことを言っている。『ノブレス・オブリージュ』(高貴なものに伴う義務)の精神が必要だと」「『ノブレス』とは(中略)精神の気高さを持つ人間のことを言う」
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【小和田恒氏インタビュー?】「政治をやる人、そういう立場に立つ人が社会全体を考える精神の気高さを持つことは、社会を安定させるために一番大事なこと(中略)と彼(スペインの哲学者オルテガ・イ・ガセット)は言っている」「ポピュリズムだから排除せよと言って済む話ではない」(詳しくは朝刊で)
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