中国が初のWTO関連白書 米政権の保護主義的な姿勢を批判 #nhk_news https://t.co/DeaUYTNpGs
— NHKニュース (@nhk_news) 2018年6月28日
中国商務省は28日、2001年のWTO加盟から17年間の貿易額の推移や投資環境などについてまとめた初めての白書を公表しました。
この中では、中国に対して多額の貿易赤字を抱えるアメリカのトランプ大統領が、中国が輸出の拡大によって一方的に利益を得ていると批判していることを念頭に、「中国は、世界第2位の輸入国であり、輸出国の消費や雇用など経済成長に重要な貢献をしている」として、中国は公正な貿易環境を確保し、輸入を拡大してきたと反論しています。
そのうえで、「1国主義や保護主義の台頭でWTO体制の核心である多角的貿易体制が挑戦にさらされている」として、トランプ政権の保護主義的な姿勢を強く批判しました。
記者会見をした中国商務省の王受文次官は「中国のやり方がWTOの規則違反だと指摘されれば、喜んで協議を受け入れる」と述べて、貿易問題について協議している中で、知的財産権の侵害を理由に、中国からの幅広い輸入品に高い関税を課す制裁措置を発表したトランプ政権の対応をけん制しました。