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アメリカのトランプ大統領は30日、ツイッターで、サウジアラビア原油の増産を要請したことを明らかにし、制裁の一環でアメリカが各国にイラン産原油の輸入停止を求める中、世界的な供給量を維持する狙いがあるものと見られます。


これに関連して、イランのロウハニ大統領の側近、ジャハンギリ第一副大統領は1日、演説で「イランの市場シェアを奪う国はイランに対する裏切り行為を行ったことになり、その報いを必ず受けることになるだろう」と述べ、イラン産原油のシェアを奪おうとする動きだと強く反発しました。


そのうえで、現在、大半を国営石油会社が手がけている原油の輸出を、今後は国内の民間業者にも促していく考えを明らかにし、輸出量を維持するとしています。


イランとしては、アメリカが各国に対しイラン産原油の輸入を、ことし11月までに停止するよう外交攻勢をかける中、アメリカに対抗して、これまでの輸出先を死守したい考えで、今後、両国のせめぎ合いが一層激しくなりそうです。