トランプ大統領 ヨーロッパ歴訪へ出発 #nhk_news https://t.co/P2IHnYWAIe
— NHKニュース (@nhk_news) 2018年7月10日
トランプ大統領は、11日から2日間の日程で開かれるNATO首脳会議に出席するため、日本時間の11日未明、ベルギーに到着しました。
これに先立ち、トランプ大統領はホワイトハウスで記者団に対して、「われわれはEU=ヨーロッパ連合に利用されている。貿易でEUに対して1510億ドル失っているのにNATOの費用を70%も負担してきた」と主張し、国防費の支出が不公平だとしてヨーロッパ諸国を批判しました。
さらに、「NATOはアメリカよりもはるかにヨーロッパ諸国の助けになっている」と述べ、NATOの現在の在り方にも疑問を呈しました。
これに対し、EUのトゥスク大統領は10日の記者会見で、ヨーロッパ各国が同時多発テロ後のアメリカに支援を行ったことなどを引き合いに「同盟国のありがたみを理解せよ」と反論したうえで「カネは重要だが、真の連帯はより重要だ」と述べ、結束を乱す言動を慎むようくぎを刺しました。
アメリカ第1主義を掲げるトランプ大統領の姿勢は、アメリカとヨーロッパの間で貿易面での対立を招いていますが、安全保障面での影響も懸念されていて、NATO首脳会議で結束が図れるのか注目されます。