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アメリカは、トルコのクーデター未遂事件に関わったとして拘束・起訴されたアメリカ人の牧師、アンドリュー・ブランソン氏の解放を求め、トルコの閣僚2人が拘束を主導したとして、アメリカ国内の資産凍結などの制裁を科して、圧力を強めています。


この問題をめぐってアメリカのポンペイ国務長官は3日、訪問先のシンガポールで、トルコのチャウシュオール外相と会談しました。


ポンペイオ長官はブランソン氏を速やかに解放するよう重ねて求め、アメリ国務省は「両国は問題の解決に取り組むことで合意した」としています。


これに対してチャウシュオール外相は、記者団に対し「脅し文句や制裁で結果を出すことはできないと伝えた。今後も協力して対話を続けることで合意した」と述べ、立場の隔たりは埋まらなかったものの、協力を続けていくことで合意したことを明らかにしました。


一方、トルコのエルドアン大統領は3日行った演説で、今回の問題にかかわらず、シリア北部でのアメリカとの軍事協力を続けていく考えを示しました。


今回の会談をきっかけに両国の関係が改善に向かうかは、なお不透明ですが、ともに決定的な対立は避けた形で、今後の交渉の行方が注目されます。