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イスラエル軍高官は9日、パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスとの間で8日から9日にかけて続いた攻撃の応酬について「まだ終わりが見えない。戦争が近づいている」と警告した。エジプトや国連の仲介で長期間の停戦が協議されていたが、軍高官は「ハマスはロケット弾の発射を選んだ」と非難した。イスラエルのメディアが伝えた。


 軍高官はガザとの境界周辺に部隊を増派するとの見通しを示し「必要があれば、境界付近で暮らす住民を退避させる」と主張した。イスラエル政府は9日に治安閣議を開き、対応策を協議する予定。
 イスラエル軍によると8〜9日、ガザからイスラエルに向けて約180発のロケット弾や迫撃砲弾が発射された。その報復として、ハマスの関連施設約150カ所を空爆した。
 イスラエルのメディアによると、イスラエル側で10人以上が負傷。ガザの保健当局によると、ガザでも妊婦(23)とその娘(1)を含む計3人が死亡した。