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アメリカのトランプ政権は、トルコの当局がおととしの軍のクーデター未遂に関わったとして、アメリカ人の牧師を拘束したことに反発して経済制裁を科し、トルコが対抗措置をとるなど両国関係は急速に悪化しています。


こうした中、トルコのエルドアン大統領はアメリカの有力紙「ニューヨーク・タイムズ」の10日付けの電子版に寄稿しました。


この中でエルドアン大統領は「制裁は筋が通らず、受け入れられない。長く続いてきた友情関係を壊しかねない」とトランプ政権の対応を非難しました。


そして、国益を守るためにいかなる措置も辞さないと主張したうえで、「われわれには代替案がある」として、ロシアやイランを念頭にほかの国々との関係を強化する意向を示し、アメリカをけん制しました。


一方でエルドアン大統領は、両国の関係はアメリカの出方しだいだとも繰り返し、トランプ政権に対応を改めるよう求めています。


トルコでは関係の悪化から通貨リラが急落し、経済の先行きに不安が広がっていて、エルドアン大統領としてはアメリカのメディアを通じてトルコの立場を訴え、事態の打開を図る狙いもあるものと見られます。